なぜ日本では仮想通貨が危険と思われるのか?

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なぜ暗号通貨は必要なのか?その1

送金の面で利便性が高いから

暗号通貨の最大の特徴として、24時間365日いつでも世界中どこにいても非常に安い送金手数料で相手に国際送金できるというメリットがあります。

 

しかも、送金にかかる時間はほぼ瞬間移動です。(即反映または短時間反映)

 

 

日本は国民のほとんどすべての人が自分の銀行口座を持っており、銀行網が非常に整っていることから、送金時間がほとんどかからず手数料も安いです。

 

 

しかし、たとえばアメリカのロサンゼルスからニューヨークまでの国内送金では3〜5日、振込手数料も約3,000円かかるというように、世界では国内送金であっても所要日数や手数料がかかるケースが多いのです。

 

 

また、シンガポールとマレーシア、フランスとイタリアなど、国境が陸続きの国に住む人たちの場合、国をまたぐごとに通貨が変わってしまい、電車で3分の距離なのに国が違うことで送金料が馬鹿高くなってしまう・・・などということも現実に多くあります。

 

 

さらに、国民の30%しか銀行口座を持っていないフィリピンでは、出稼ぎ労働で稼いだお金を海外送金する際に「ウェスタンユニオン」のような送金会社を使って現金送金しており、手数料は5,000円ほどかかってしまいます。

 

ここで携帯普及率が人口比107%もある状況を使って、暗号通貨を導入したとすると、非常に必要性・利便性が高いと言えるのではないでしょうか。

 

 

以上のような理由から、特に他国では送金手段としての暗号通貨の必要性が非常に大きいのです。

 

 

(参考文献:日本人全員におくる仮想通貨解説書 Kindle版/今山 朔郎,2016)